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法人60周年記念誌『TO THE NEXT 60 YEARS』を発行しました
私たちの法人は1953年に前身となる虚弱児施設「たらちね寮」を開設し、1964年に現在の社会福祉法人向陽会を設立しました。
そして2024年度、社会福祉法人向陽会の設立から60周年という大きな節目を迎えました。
この節目に合わせて、法人の歩みと未来への思いを一冊にまとめた記念誌『TO THE NEXT 60 YEARS』を発行しました。発行は30周年記念誌以来、実に30年ぶりです。
全191ページに加え、創設の物語を絵本形式で描いた別冊9ページを収録しました。
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記念誌に込めた思い
今回の記念誌制作においては、「堅苦しい記念誌ではなく、職員が楽しみ、誇りを持てる“卒業アルバム”のようなものにしたい」という理事長の強い希望から、手作り感あふれる一冊に仕上げました。
配布の様子と職員の声
8月29日、完成した記念誌を理事長が自ら手に持ち、各部署を回って職員一人ひとりに配布しました。
配布の場では、自然と笑顔と会話が生まれました。
- 「懐かしい!」と、過去の写真を眺めながら思い出話を始めるベテラン職員。
- 「きれいにできている」と、冊子の仕上がりを褒める声。
- 「へぇ~、こんな歴史があったんだ」と、初めて法人の過去に触れた若手職員の驚き。
部署ごとに手渡しが行われるたびに、記念誌を囲んで職員同士の会話が弾みました。そこには世代を超えた交流のひとときがあり、「過去と未来をつなぐ記念誌」という狙いが形になっていました。






記念誌の構成
60周年記念誌『TO THE NEXT 60 YEARS』は以下の章立てで構成されています。

全体の構成には、「温故知新」—故(ふる)きを温(たず)ね、新しきを知る という考え方を込めました。
第1章・第2章では、法人の過去を振り返り、歩みや歴史を知る。
第3章では、現在の事業や職員の姿を知る。
第4章では、若手の声や座談会を通じて、未来を考える。
第5章では、クラブ活動の記録や新聞記事、沿革と世の中の出来事を重ね合わせた年表、組織図やデータで見る法人など、法人を多角的に紹介。
このように「過去」「現在」「未来」をたどりながら、法人を立体的に知り、次の60年を考えるための構成としました。
中身のご紹介(一部抜粋)
今回の記念誌は、職員だけに配布する内部用として制作したこともあり、普段はなかなか語られることのないエピソードや、赤裸々に過去を振り返るインタビューも掲載しました。
また、当時の雰囲気が伝わる写真も数多く収録していますが、その多くは「職員だからこそ見られるページ」となっています。ここでは、全体の雰囲気を知っていただけるように、各章から一部だけ抜粋してご紹介します。
第1章「職員を知る」
第1章では、法人の過去をよく知る職員に、これまでの歩みや当時の出来事を語ってもらいました。
今回は職員だけを対象に配布する記念誌ということで、普段はなかなか表に出ない裏話や赤裸々なエピソードも含めて語っていただきました。
読み進めるうちに、「こんなことがあったのか!」と驚いたり、当時の雰囲気を思い浮かべながら笑い合える内容になっています。


第2章「歴史を知る」
第2章では、法人のあゆみを振り返り、各施設ごとに「この年はこんな出来事があった」という記録を、写真とともに紹介しています。
特にこの30年間に焦点を当て、当時と今を比べることで「ここまで変わったのか」と感じられる内容になっています。
懐かしい写真をきっかけに思い出話が広がったり、若い職員にとっては「自分が生まれる前からこんな歴史があったんだ」と新鮮に受け止められたりと、世代によってさまざまな見方ができる章です。

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第3章「事業を知る」
第3章では、各部署が見開きページで自分たちの部署を紹介しています。
フォーマットはあえて統一せず、各部署ごとに自由なスタイルでまとめてもらいました。そのため、部署によって文章の雰囲気や写真の使い方が異なり、現場の個性や特徴がそのままに表れたページになっています。
読み比べると、それぞれの部署がどんな仕事を大切にしているのか、どんな視点で日々の業務に向き合っているのかが伝わってきます。


第4章「未来を考える」
第1章で法人の過去を知る職員に焦点を当てたのに対し、第4章ではこれからの法人を創っていく若手職員にフォーカスしました。
新入職員と理事長による座談会、20代職員を集めた若手交流会などを収録し、法人の未来について自由に語り合う場を紹介しています。
若手ならではの率直な声や新しい視点が集まり、これからの向陽会を考えるうえでのヒントが散りばめられた章です。
※若手交流会の様子については、別の記事でも詳しく紹介しています


第5章「法人を知る編」
最終章となる第5章では、法人そのものを多角的に紹介しています。
過去のクラブ活動の記録や、新聞に取り上げられた記事を振り返るページ。
法人の規模や特徴を数字で示した「データで見る法人」。
沿革と社会の出来事を並べた年表や、現在の組織図も掲載しました。
日々働いている職員にとっては「自分の属する法人を改めて俯瞰する」機会になり、求職者にとっては「数字や実績から法人の姿を知る」ことができる章となっています。


特別付録絵本「灯(ともしび)—向陽会物語」
今回の記念誌には、特別付録として絵本がついています。
この絵本は、たらちね学園に所属する職員がイラストを手がけ、法人の初代・2代目による創設の物語をやさしい言葉と絵でまとめたものです。
当時の出来事をわかりやすく描き、読む人が自然と法人の原点に触れられる内容になっています。

未来へ ― TO THE NEXT 60 YEARS
記念誌『TO THE NEXT 60 YEARS』は、過去の歩みを振り返り、現在の姿を記録し、そして未来を考える内容を盛り込みました。
ベテラン職員の昔話や懐かしい写真。
部署ごとに自由につくった紹介ページ。
若手職員が集まって語ったこれからの向陽会のこと。
数字や記録で改めて見える法人の全体像。
職員だけに配布された特別な一冊なので、ここでご紹介できるのは一部ですがぜひ、入職して手に取って読んでみてください。